宅建士は、不動産業界などで強いニーズがあり、非常に人気が高い資格がです。
宅建は国家資格の中では中程度の難易度であり、独学で宅建に合格する方も毎年一定数います。
一方で、独学は、資格予備校への通学や通信講座の利用した場合と比べるとデメリットも多く、人によりけりです。
この記事では、宅建合格を独学で目指す場合について解説します。
Contents
宅建合格は独学で可能?
現実的に、宅建合格は独学でも可能なのでしょうか?
ここでは、
独学 = 予備校の通学や通信講座を一切使わず勉強する
と定義して、独学のメリット・デメリットを解説します。
独学での合格は可能
独学で宅建に合格した、という体験談はそれなりに聞かれます。
宅建の合格率は例年約15~18%%程度であり、他の国家資格と比べると独学での合格が可能なレベルです。
(一方で、司法試験、公認会計士、税理士などは最終合格率が数%なので、独学での合格は実質的に不可能となります)
独学だと安く手軽に始められる
独学でメリットとしては、
- 予備校の受講料がかからない
- 市販の教材で手軽に始められる
ということが挙げられます。
何と言っても、費用がかかならない点でしょう。
独学のデメリットは多い
一方で、独学のデメリットとしては、
- 効率が悪い
- 自分でスケジュール管理が必要
- わからない箇所を質問できない
などが挙げられます。
そのため、受験生の多くは資格予備校の講義を受講したり、オンラインの資格学習サービスを利用しています。
宅建講座は各予備校によって、内容や費用がまちまちですが、オンラインに特化した資格学習サービスを使えばかなり費用を抑えることができます。
宅建の通信講座の比較については、下記の記事を参照してください。
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独学で宅建を目指す場合の勉強法
このように、独学は費用が抑えられるというメリットはありますが、勉強の効率が悪くなってしまうなどのデメリットもあり、万人におすすめできるものではありません。
しかし、中には「どうしても独学で宅建を目指したい!」という人もいるでしょう。
そこで、独学で宅建を目指す場合の勉強法をご紹介します。
具体的には、以下のような進め方になります。
独学の勉強法
- テキスト・問題集を揃える
- テキストを通読して全体を把握する
- テキストで学習した箇所に対応する過去問を解く
- 過去問を回して完璧にする
- 時間を測って本番演習をする
テキスト・問題集を揃える
まず、宅建試験のテキストと問題集を揃えましょう。
宅建は人気資格ということもあり、テキストや問題集にはかなり多くの種類があります。
その中で、下記をおすすめします。
宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
宅建試験のテキストは非常に種類が多く、基本的には、資格予備校が出版しているものをおすすめします。
これらは、予備校が内容を監修しているので、内容の正確性や法改正への対応などが安心できます。
その中でも、おすすめなのが、LECの「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」です。
著者は、LEC宅建講座の講師 友次 正浩 先生。
ボリュームが抑えてあり、且つフルカラーで見やすいです。
宅建士 合格のトリセツ 基本問題集
「宅建士 合格のトリセツ 基本問題集」は、上で紹介したテキストに対応した問題集です。
過去の宅建試験の問題から、特に重要なものが厳選されています。
LECから出版されているだけあり、解説も非常に丁寧です。
テーマ別に編集されているので、一通りテキストに目を通して、対応する箇所を学習するようにしましょう。
これだけ! まんが宅建士
上記のテキストはかなりわかりやすいですが、「活字が苦手でテキストを読む気がしない・・・」という人もいるでしょう。
そんな方には、漫画で学習するという手もあります。
おすすめなのが、日建学院の「これだけ! まんが宅建士」です。
宅建の漫画はいくつかありますが、本書は絵もストーリーも面白く、おすすめです。
テキストを通読して全体を把握する
まずは、テキストを通読して、宅建試験に必要な知識を大まかに把握します。
このとき、完璧にしようとするのではなく、読み進めたほうが良いです。
テキストで学習した箇所に対応する過去問を解く
テキストが区切りの良いところまで読んだら、それと並行して問題集を解いてきます。
テキストを読み終える前から並行して問題を解いておくと良いでしょう。
これによって、本試験の問題形式やどういった点が問われるかの勘所が養わるので、これを意識することでインプットの効率も良くなります。
過去問を回して完璧にする
テキストで一通りの基礎知識を付けたら、いよいよ本格的に宅建試験の過去問を解いてきます。
解けなかった箇所には印を付け、期間をおいて何度も繰り返し学習するようにします。
最終的には、過去問を完璧に解けるようにしましょう。
時間を測って本番演習をする
試験本番で実力を出し切るためには、模擬試験で本番形式の演習をしておくことをおすすめします。
それには、本試験の問題がそのまま50問掲載されている、年別の問題集がおすすめです。
「どこでも学ぶ宅建士 10年間の本試験問題」などを使うと良いでしょう。
時間を測って50問を一気に解くことで、時間配分などを調整します。
なお、宅建の予想問題集もありますが、こちらは過去問が完ぺきにできて、余裕があったら手を出すくらいで良いでしょう。
まとめ
以上、宅建合格を独学で目指す場合について解説しました。
ご参考になれば幸いです。
なお、この記事では、独学で宅建合格を目指す場合を解説しましたが、やはり費用が許せば宅建講座を受験することをおすすめします。
やはり、宅建講座は宅建試験に出るポイントをわかりやすく解説してくれるので、インプットの効率が格段に上がります。
宅建講座は各予備校によって、内容や費用がまちまちですが、オンラインに特化した資格学習サービスを使えばかなり費用を抑えることができます。
特に、下記の2つがおすすめです。
STUDYingとアガルートについては、以下で宅建講座の口コミを書いているので、ぜひご参考にしてください。
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