宅建の勉強時間は何ヶ月くらい？｜最短で3ヶ月で合格も？

宅建士は、不動産業界などで高いニーズがあり、非常に人気が高い資格がです。

近年、宅建試験の難易度は上昇傾向であり、独学での合格が難しくなっています。

この記事では、宅建合格までに必要な勉強時間や難易度について解説します。

宅建合格までに必要な勉強時間

宅建試験に合格するまでには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか？

勉強時間は300時間必要

宅建に合格するには、約300時間の勉強時間が必要であると言われています。

この300時間という数字は、宅建の合格者から、合格までの勉強時間をヒアリングして、平均を取ったものです。

実際は、人によって合格までの勉強時間は大きく異なっており、

の間になります。

例年、宅建試験の合格点は36点前後であり、大半の受験者の得点は合格点付近に分布します。

そうすると、勉強時間が十分ではないが、たまたま試験当日のできが良くて合格するケースもあり、そういった場合の勉強時間は少なくなります。

ただし、確度高く合格するためには、やはり300時間程度の勉強は必要でしょう。

なお、参考までに、他の難関国家資格の合格までに必要な勉強時間は以下のとおりです。

• 司法試験（弁護士）：8000時間
• 司法書士：3000時間
• 公認会計士：3500時間
• 税理士：4000時間
• 弁理士：3000時間

上記の資格に比べると、宅建は1/10程度の勉強時間で済むので、比較的短期間でも合格できる資格であると言えます。

社会人が宅建合格までに要する期間は？

宅建試験の受験者の多くは社会人ですが、社会人が宅建に合格するまで、どの程度の期間を要するのでしょうか？

社会人であれば、平日だと、

• 出社前に1時間
• 会社から帰宅後に1時間

がせいぜいでしょう。

ここでは、1日平均で2時間勉強すると仮定し、合格に必要な勉強時間を300時間とします。

すると、

が合格までの期間となります。

ただし、不動産業界は激務であることも多いので、平日に勉強時間が取れなかったり、休日に仕事が入ったりする場合もあるでしょう。

そのため、もう少し余裕を見て、6ヶ月を見込んでおくのが現実的です。

実際、合格者の多くは6ヶ月前後を要しています。

なお、多くの宅建講座では、4, 5ヶ月でカリキュラムが組まれています。

宅建講座を一通りやって、過去問をやると、大体半年くらいになります。

最短で3ヶ月で合格した人も

例えば、法務部出身で法律のバックグラウンドがある人や勉強時間が多く取れる人であれば、合格までの期間は短くなります。

まず、宅建では法律についての知識が問われるので、元々法律の勉強をしていた人は有利になります。

また、全くの初心者でも、学生など集中して勉強時間を取れる人であれば、3ヶ月で合格することも可能です。

独学だと時間がかかる？

宅建は独学でも合格が可能な資格です。

ただし、独学だと合格までの期間が長くなる可能性があり、注意が必要です。

また、自分で学習計画を立てる必要があり、勉強のペース配分が乱れる可能性があります。

短期間で合格したい場合は、資格学習サービスの利用を検討すると良いでしょう。

なお、宅建を独学で目指す場合については下記の記事で詳しく解説しています。

4月頃からスタートがおすすめ

宅建試験は毎年10月に実施されます。

そのため、合格に必要な期間である6ヶ月を逆算すると、4月頃から勉強をスタートさせるのがおすすめです。

遅くても5月には勉強をスタートしておきたいところです。

まとめ

以上、宅建合格に必要な勉強時間についてでした。

まとめると、以下のようです。

もちろん、勉強時間はあくまで目安であり、300時間勉強したからと言って合格するものでもありません。

本試験に出題されるポイントを把握して学習することが重要です。

宅建の勉強にあたっては、資格予備校の宅建講座を受講するのが合格への近道です。

やはり、各社費用や特徴がまちまちですので、比較検討してみることをおすすめします。

迷ったら、まずは下記の2つから検討することをおすすめします。

宅建の通信講座の比較については、下記の記事を参照してください。

おすすめの予備校について、詳細な比較を行っています。