弁理士は、特許などの知的財産権に関する手続きを代理することができる国家資格です。
弁理士試験の最終合格率は7%前後と、国家資格の中でも最難関資格になります。
そのため、独学で弁理士試験に合格することは非常に難しく、受験生の多くは資格学習サービスを利用します。
そんな弁理士試験に独学で合格することは可能なのでしょうか?
基本的に、弁理士試験に独学で合格するのはかなりハードルが高く、合格までにかかる年数も長くなる傾向にあります。
この記事では、独学で弁理士試験に合格するための方法やおすすめの参考書をご紹介します。
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Contents
弁理士に独学での合格は可能なのか?
弁理士試験は、国家資格の中でも最難関と言われています。
弁理士試験の最終合格率は例年7%前後となっており、他の資格と比較しても、かなり合格率が低い水準です。
そのため、受験生はかなり気合を入れて勉強しなければならず、多くの受験生は大手資格予備校の対策講座を受講するのが通例です。
一方で、資格予備校が提供する弁理士試験対策の講座は高額になるため、とりあえず独学で勉強を始めてみるのも一案です。
ある程度独学で進めてから、足りない分を資格予備校等を活用することで補い、トータルとして費用を節約することも考えられます。
ごく稀に、独学で弁理士試験の合格してしまう強者もいます。
なお、平均的に、弁理士合格までの勉強の期間としては、4〜5年かかります
独学での学習は効率が落ちる傾向があるので、弁理士試験合格までにそれなりの年数がかかることは覚悟しておく必要があるでしょう。
弁理士を独学で目指す場合の参考書と勉強法
ここからは、独学で弁理士試験合格を目指す場合の勉強法について解説します。
弁理士試験は、大きく
- 短答試験
- 論文試験
- 口述試験
の3つから構成されます。
受験生は、まずは、第一関門である短答試験の合格を目指すことになります。
短答試験対策の参考書おすすめ
弁理士の短答試験の勉強においては、
- テキスト
- 短答試験の過去問題集
- 弁理士試験用の法文集
が最低限必要になります。
独学で勉強を進める場合、上記を自分で揃える必要があります。
弁理士試験エレメンツ
弁理士試験用のテキストは「弁理士試験エレメンツ」がおすすめです。
大手資格予備校のTACが出版する、弁理士受験生のためのテキストになります。
テキストでは、特許法などの条文やそれに関連する判例・学説などがわかりやすく解説してあります。
まずはこちらのテキストを一読して、必要な知識をインプットしていくのが良いでしょう。
弁理士試験エレメンツ 基本テキスト 1 第10版/早稲田経営出版/TAC弁理士講座
弁理士試験エレメンツ 基本テキスト 2 第9版/早稲田経営出版/TAC弁理士講座
弁理士試験エレメンツ 基本テキスト 3 第9版/早稲田経営出版/TAC弁理士講座
弁理士試験 体系別 短答過去問
ある程度基礎知識がついたら、短答試験の過去問で演習をしていきます。
短答試験の過去問題集としては、大手資格予備校のLECが出版する「弁理士試験 体系別 短答過去問」がおすすめです。
長年に渡って多くの弁理士受験生に支持されてる過去問題集です。
本書では、過去10年分の過去問が体系別にまとめられており、各問題の選択肢ごとに丁寧な解説がついています。
各選択肢について、なぜ正解なのか間違っているのかをしっかり理解しながら勉強を進めることができます。
弁理士試験 四法横断法文集
弁理士試験は法律試験になるので、出題範囲となる法律をまとめた法文集が必要になります。
初学者の場合は、四法(特、実、意、商)の対比がしやすい「弁理士試験 四法横断法文集」がよいでしょう。
主な出題範囲である、特許法、実用新案法、意匠法、商標法について対比がしやすく、各法律の違いを頭に入れやすい構成になっています。
弁理士試験四法横断法文集 2022年度版 /早稲田経営出版/TAC弁理士講座
短答試験の勉強法
まずは、テキスト(弁理士試験エレメンツ)を読み、ある程度の内容を頭に入れます。
その際、テキストで1つの単元が終わるごとに、過去問題集の対応する問題を解いてみることをおすすめします。(すぐに答えを見てもかまいません)
これによって、実際の試験でどういった観点が問われるのかについて、感覚を身につけることができます。
過去問を解く際には、単に答えが合ったかどうかではなく、設問の選択肢の1つ1つについて、解説を読み込んで内容を確実に理解していくことが重要です。
必要に応じて、法文集で対応する条文を読んだり、テキストで対応する箇所を読み直したりして、理解を深めていきます。
テキスト全体に一通り目を通したら、本格的に短答過去問題集に取り掛かります。
全ての問題に正解できるまで繰り返し過去問を回していきます。
論文試験と口述試験の参考書
論文試験や口述試験の対策も必要となります。
ただし、基礎となる知識は短答試験で身につけることができますし、そもそも短答試験に合格しなければ論文・口述には進めないので、とりあえずは短答試験に合格することに集中しましょう。
その上で、ある程度余裕が出てきたら、論文試験の対策を行います。
ここでは、論文試験と口述試験対策の参考書をご紹介します。
弁理士試験 論文式試験 過去問題集
「弁理士試験 論文式試験 過去問題集」は、大手資格予備校であるTACから出版される論文試験の過去問題集です。
本書では、過去問の模範答案や解説がしっかり掲載されています。
さらに、各問題について、答案構成が明示されており、論文答案の組み立て方を身に付けられるように工夫されています。
弁理士試験論文式試験過去問題集 2022年度版 /早稲田経営出版/TAC弁理士講座
口述アドヴァンステキスト
「口述アドヴァンステキスト」は、LECから出版されている、口述試験向けのテキストです。
10年分の口述試験の再現問題とそれに対する回答が体系別に収録されています。
口述試験対策は論文試験が終わってからでも間に合いますので、その段階になってから購入すると良いでしょう。
本書はLECのオンラインショップから購入することができます。
>> 「口述アドヴァンステキスト」の商品ページ
STUDYingで勉強効率を上げる
最近では、弁理士試験の対策講座をオンラインで提供するサービスがあります。
このようなサービスは既存の資格予備校と比べて、格安で受講できるというメリットがあります。
特に、STUDYingの弁理士講座は弁理士総合(基礎、短答、論文)コースの受講料が79,800円(税込)となっています。
他の資格予備校と比較しても、格安で弁理士試験対策をすることができます。
上で述べたように、独学の場合、インプットが市販のテキストに限られるのがネックです。
一方、オンラインの講義動画であれば、弁理士の受験指導経験が豊富な講師がわかりやすく解説してくれます。
音声とビジュアルの両方からインプットができるため、テキストのみの学習よりもはるかに知識が定着します。
STUDYingでは、講義動画をスマートフォンで視聴でき、時間や場所の制約を受けずに勉強を進めることができるのが、大きなメリットです。
担当講師は、資格予備校大手のLECで経験があり、講義の質的に大手予備校と遜色ありません。
STUDYingはユーザ登録をすることで、無料のお試し講座を視聴することが可能です。
まずは登録して実際の講義動画を視聴してみることをおすすめします。
STUDYingを利用して弁理士試験に合格した方も出始めています。
また、「弁理士を目指したいけど勉強が続くか不安」という方にも初期費用が安くて済むSTUDYingはおすすめです。
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まとめ
以上、弁理士試験合格を独学で目指すための参考書や勉強法について解説しました。
独学では資格取得にかかる費用を抑えられる分、合格までの期間が長くなってしまう可能性があります。
短期合格を目指したい方は、各資格学習サービスが提供する弁理士講座を検討することをおすすめします。
弁理士のおすすめ通信講座については、下記の記事で詳しく解説していますのでこちらも併せて参考にしてください。