様々な業種・業界があり、それぞれに特色があります。
その中で、近年注目を集めているのがゲーム業界です。
この記事では、ゲーム業界の法務部の特徴や転職方法についてご紹介します。
法務部の転職におすすめ
※法務部などの企業管理部門の転職に強いエージェント
※登録は無料でできます
Contents
ゲーム業界の法務部の特徴
ゲーム業界の法務部にはどのような特徴があるのでしょうか?
ここではゲーム会社の法務部に焦点をあてて、その特徴を解説します。
ゲーム会社の法務部には以下のような特徴があります。
ゲーム法務部の特徴
- 組織が小〜中規模である
- 他業界と比べてカジュアルな雰囲気
- 年収が高い
組織が小〜中規模である
ゲーム会社の法務部は規模的にはそれほど大きくありません。
法務部の人員の数としては、大きい会社であっても数十名程度でしょう。
従って、世間的に有名なゲーム会社であっても、製造メーカーの法務部(大手で100人以上の規模)と比べると、そこまで法務部員の数は多くありません。
大手製造メーカーでは、人員が多いが故に、業務範囲が非常に限定的であるという不満がよくありますが、ゲーム会社では比較的そういった問題が生じにくいと言えるでしょう。
一方で、下請けでゲーム開発をしている会社は、法務部の人員は数名程度になります。
ソーシャルゲームの開発会社などは、社歴が浅い会社が多く、スタートアップ色の強い職場となります。
他業界と比べてカジュアルな雰囲気
法務部門といえば、基本的にはお堅い職業のイメージがありますが、ゲーム業界の法務部は比較的カジュアルな雰囲気のところが多いです。
ゲーム業界自体はクリエイターが多く活躍する業界ということもあり、スーツを着て会社に来ている人はあまり見かけません。
また、裁量労働制やリモートワークが浸透しており、勤務形態の自由度が高い職場が多いです。
他部署の雰囲気に引っ張られて、法務部自体も他業界より良い意味でカジュアルな雰囲気であるところが多いです。
年収が高い
ゲーム業界は年収が高い業界としても知られています。
ゲーム事業の利益率が高いため、社員の給料が上がりやすい業界と言えるでしょう。
課長クラスになれば年収1000万円を超える企業が多いです。
例えば、スクエアエニックスやバンダイナムコゲームスなどは年収ランキングの上位に位置しており、年収の高さが伺えます。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
参照:法務部の年収ランキング
-
法務部の年収ランキング|1位はあの大企業?
企業の法務部は、企業の中でも非常に専門性が必要とされる部門です。 大学の法学部やロースクールの出身者にとって、企業の法務部門は、法律事務所と並んで人気の就職先の1つです。 では、企業の法務部員はどのく ...
続きを見る
ゲーム企業の法務部に転職するには?
ゲーム企業の法務部に転職するためにはどのようにすれば良いのでしょうか?
ここでは、ゲーム業界の法務部に転職するために知っておきたい知識を解説します。
ゲーム業界の法務部に求められる経歴・スキルは?
まず、ゲーム業界の法務部に求められる経歴やスキルは以下のようです。
有利な経歴・スキル
- 法務業務の経験者
- ITやソフトウェア系企業の経験
- 特定の法域の知識
- ゲームに詳しい
法務業務の経験者
まず全体として、ゲーム会社の法務部に入る条件として、法務業務の実務経験があることが求められます。
ゲーム会社の法務部は規模がそれほど大きくないこともあり、基本的には法務業務の経験者を採用する場合がほとんどです。
新卒採用はかなりの大手(任天堂など)を除いてほとんどありません。
ただし、例外的に、法科大学院の卒業生を第二新卒として採用するケースはままあるようです。
ITやソフトウェア系企業の経験
経験者の中でも、現職もしくは過去にITやソフトウェア開発の分野での実務経験があると良いプラスです。
近年では、ゲームはオンラインで配信されることがほとんどですので、こういった分野での経験は直接役に立ちます。
特定の法域の知識
ゲーム業界に特殊な法域として、景表法や規約があります。
これらの実務経験があれば、採用の際に優遇されるでしょう。
ゲームに詳しい
意外なところでは、ゲームを実際にプレイした経験というのは意外と役に立ちます。
ゲームスキームについて法的な判断をすることになりますが、その際に一般的なゲームの仕組みが頭に入っている方が、理解が早いです。
転職活動の進め方
ここからは、ゲーム業界への転職活動の進め方のポイントについて解説します。
会社選び
ゲーム業界は採用は活発ですが、多くの会社では欠員が出たベースで法務担当の募集をかけることがほとんどです。
従って、転職活動時に、自分が行きたい会社が法務担当を募集しているかはご縁ということになります。
募集を行っている会社に幅広く応募するのが良いでしょう。
また、ゲーム会社だけでは十分な数が無い場合は、比較的業態が近いIT系企業なども選択肢に入れておくと良いでしょう。
ゲーム業界への志望動機
面接の際には必ずと言って良いほど志望動機を質問されます。
なぜゲーム業界の法務を志望するのかについて、しっかりと考え、志望動機を明確にしておきましょう。
志望動機の考え方や文例については下記の記事をご参照ください。
-
法務部の志望動機の考え方と文例
就職や転職の面接で必ず問われるのが、志望動機です。 企業の法務部に転職・就職する際も例外ではなく、しっかりと志望動機を準備しておくことが重要になります。 では、法務部への志望動機を問われ ...
続きを見る
特化型転職エージェントの活用
法務部への転職においては、法律関連の求職者のサポート経験が豊富な転職エージェントを活用することが欠かせません。
法務関連の業務は専門性が非常に高いため、特化型の転職エージェントを使うのがおすすめです。
特化型エージェントを使うメリットは、エージェント側が企業法務部の採用事情に精通しているため、求職者の経歴が評価されるような企業を厳選して紹介してくれる点です。
例えば、同じ法務部であっても、会社によって業務内容や求めれる役割は微妙に異なります。
そのため、求職者の職歴がある会社では評価される一方で、別の会社ではあまり評価されないということも起こり得ます。
法務部門への転職サポートの経験が豊富なエージェントを介することで、可能性がある企業の紹介が受けられ、就職活動がスムーズに進みます。
法務部の転職におすすめのエージェントとしては、MS-Japanが挙げられます。
MS-Japanは、法務部や弁護士の転職を専門に扱う特化型エージェントであり、企業法務部などの求人案件が豊富です。
多くの求人は非公開となっており企業名が見れませんが、無料のユーザ登録することで具体的な企業の紹介が受けられます。
キャリア診断など有益なサービスもありますので、企業の法務部で転職を検討している方には登録をおすすめします。
※法務部門への転職サポート実績が豊富
※登録は無料でできます
まとめ
以上、ゲーム業界の法務部とゲーム企業への転職について解説しました。
まとめると以下のようです。
- ゲーム業界の法務部は小〜中規模
- カジュアルな雰囲気で勤務形態も自由度が高い場合が多い
- ゲーム業界の年収水準は高い
- 転職には、実務経験が必要で、特定法域の経験やゲームへの知識があると有利
ゲーム市場は年々拡大しており、非常に勢いのある業界ですので、転職を検討されている方はゲーム業界を検討してみると良いでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
なお、企業法務部への転職活動においては、法務職の求人に精通した特化型エージェントを活用することがおすすめです。
例えば、MS-Japanは法務や弁護士などの専門職に特化した転職エージェントであり、この分野での転職支援実績が豊富です。
求人案件としては、企業法務部だけでなく法務事務所の求人も扱っており、幅広く転職活動をしたい方に使い勝手が良いでしょう。
転職活動を検討している方は、下記から登録してみてはいかがでしょうか?
※法務部や弁護士の転職に特化したエージェントです
※登録は無料でできます
なお、法務部への転職におすすめのエージェントについては、下記の記事で詳しく解説しています。
-
法務部・インハウス弁護士の転職エージェントおすすめ5選
法務の仕事は専門職ということで、業界ではかなり転職が盛んです。 近年では、弁護士がインハウスロイヤーとして、企業の法務部に転職することも珍しくなくなりました。 一般的な転職と同様に、法務 ...
続きを見る