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弁理士

弁理士の勉強時間と難易度は?他の国家資格と比較

弁理士資格は、特許などの知的財産権に関する手続きを代理することができる国家資格です。

法律知識に加えて、技術的な理解が必要となるため、理系出身の方に人気が高い資格です。

 

一方で、弁理士は取得が難しい資格だけあって、弁理士資格を取得できれば、独立して特許事務所を開業できたり、就職や転職で有利になったりします。

 

それでは、難しいと言われる弁理士ですが、合格までにはどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

また、他の難関国家資格と比べるとどの程度の難易度なのでしょうか?

この記事では、弁理士合格までの勉強時間や他の国家資格と比較した弁理士の難易度について解説します。

 

弁理士合格までに必要な勉強時間

弁理士の勉強時間は

合格には約3000時間が必要

弁理士試験の最終合格までに必要な勉強時間についてですが、

約3000時間

が目安になります。

この3000時間という数字は弁理士試験の合格者の勉強時間から、平均的にこのくらいの時間を要しているとして算出したものです。

あくまで目安なので、当然ながら個々人によって必要な勉強時間は前後します。

ただ、弁理士試験に合格するためには、相当な時間を勉強に費やさなければならないのは間違いありません。

 

社会人に当てはめた場合

勉強時間が3000時間と言われてもなかなかイメージが湧かないかもしれません。

そこで、社会人がどの程度のペースで勉強をすれば3000時間に到達するのかの例を考えてみます。(実際、弁理士受験生の多くは社会人です)

 

仮に朝の9時から夜の7時までが仕事時間、睡眠時間を夜0時から朝7時までの7時間とします。

さらに、食事や着替え、入浴など諸々の雑事がありますので、平日に勉強に使える時間はせいぜい3時間程度です。

土日は使える時間のほとんどを勉強時間に当てるとして、1日8時間とします。

 

上記のペースで勉強するとしたら、1週間に31時間、1年間で約1600時間の勉強時間になります。

そして、合格までに必要な3000時間に達するまでには2年弱を要することになります。

 

しかも上記の場合は、残業を入れても毎日7時に退社できるというホワイト企業を想定しています。

もし残業がたくさんある会社に勤務していると、さらに1日の勉強時間は少なくなり、合格までの年数は2年、3年と伸びることになります。

弁理士試験がいかに勉強時間を要する資格か、おわかり頂けるでしょうか?

 

なお、当然ながら、3000時間というのはあくまで目安であり、3000時間勉強したからと言って確実に合格できるわけではありません。

合格までに何年もかかれば、その分トータルの勉強時間はさらに増えるでしょう。

 

このことから、弁理士試験は、圧倒的な量の勉強時間に加え、本試験で得点を取れるような効率的な勉強法が必要となってきます。

 

弁理士試験の難易度と合格率

弁理士試験の難易度は?

合格率などの観点から、弁理士試験の難易度について分析します。

 

弁理士試験の合格率

弁理士試験には、短答、論文、口述の大きく3つの試験があり、それら全てに合格しなければなりません。

これら3つの試験にすべて合格することを最終合格といいます。

 

令和3年度の試験では、以下のような合格率でした。

令和3年 弁理士試験合格率

  • 短答試験:11.3%
  • 論文試験:25.1%
  • 口述試験:90.2%
  • 最終合格率:6.1%

 

以下は、各年度における弁理士試験の最終合格率の推移を示したグラフです。

弁理士試験_最終合格率

年によってバラツキがありますが、かねがね弁理士試験の最終合格率は7%前後と考えておけば良いでしょう。

合格者の平均受験回数

弁理士試験の難易度は高いため、1回の受験で最終合格する方は稀です。

多くの受験生は何回も試験にチャレンジして、ようやく最終合格を手にします。

 

弁理士試験に最終合格した人の平均受験回数は3.78回です。(平成30年度のデータ)

弁理士試験は年に1回しか実施されないので、平均すると4年間試験を受けるということになります。

 

また、通常、弁理士試験には丸1年間勉強してから臨みます。

それを考慮すると、弁理士試験は平均して4、5年間勉強してようやく合格できる試験であると言えます。

弁理士に受験資格は必要ない

一部の国家資格では、そもそも受験をするのに一定の条件を満たしていることが必要だったりします。

例えば、司法試験では、法科大学院を卒業するか、予備試験に合格しなければ受験資格が得られません。

 

一方、弁理士試験は、学歴、年齢、国籍等による制限なく受験することができ、特に受験資格は設けられていません。

この点では、弁理士試験は間口の広い試験であると言えます。

 

他の国家資格との難易度比較

上で述べたように、弁理士は取得難易度が高い資格であるのは間違いありません。

 

では、他の国家資格と比べてるとどうでしょうか?

他の難関国家資格と、

  • 受験資格
  • 合格率
  • 勉強時間

の観点で比較をすると以下のようです。

資格名 受験資格 合格率 勉強時間
弁理士 特になし 7% 3000時間
弁護士(司法試験) 法科大学院の卒業もしくは予備試験合格 39.2% 8000時間
公認会計士 特になし 11.1% 3500時間
税理士 日商簿記一級など 1科目10〜20% 3000時間
司法書士 特になし 3.3% 3000時間

 

資格によって試験制度が異なっているので、一概に比較するのが難しいですが、弁理士は他の難関国家資格と比べても遜色がないほど難易度を誇っていることがわかります。

 

弁理士資格があると何ができる?

弁理士は業務独占資格という、知的財産の手続きを代理することで顧客から対価をもらう業務を独占して行うことができる資格です。

そのため、弁理士として独立して特許事務所を開業することが可能です。

 

また、理系の最難関資格なので、持っているだけで周囲から一目置かれます。

そのため、出世や転職で有利になるなど、独立をしないにしても、知的財産の仕事でキャリア形成をする上で強力な武器となります。

結果的に、弁理士を取ることによって、年収アップが期待できます。

 

弁理士試験に合格するためには?

上で述べたように弁理士試験は難易度が高いため、独学での合格は非常に難しいです。

そのため、多くの弁理士受験生は資格予備校の弁理士講座を利用するのが一般的です。

 

資格予備校では、受験指導の経験が豊富な講師が、弁理士試験の合格に必要な知識を効率良くインプットしてくれます。

また、最近では、オンラインでの講義視聴や問題演習などができるサービスを提供している予備校もあり、勉強の利便性を高めてくれます。

社会人であれば、通勤や会社の休憩時間などのスキマ時間があるはずです。

このスキマ時間を勉強に活用しない手はありません。

 

まずは以下の2つから検討してみましょう。

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資格スクエアはSTUDYingよりも受講料が高くなりますが、その分サポート体制が充実しています。

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なお、弁理士試験の予備校については、下記の記事で各社の比較を詳しく解説していますのでこちらも併せて参考にしてください。

法務部の年収はいくら?
弁理士予備校にかかる費用はどれくらい?6社を徹底比較

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まとめ

以上をまとめると、弁理士試験は、

  • 勉強時間:約3000時間
  • 最終合格率:7.2%
  • 合格者の平均受験回数:3.78回
  • 受験資格:必要なし

このように、受験資格は特に制限されないものの、取得の難易度はかなり高いといえます。

 

上述したように、弁理士は、弁護士、公認会計士、司法書士などの難関国家資格と比較しても遜色が無いほど取得難易度が高い資格です。

 

弁理士試験の受験を決めた方は、資格予備校が提供する弁理士講座の受講をおすすめします。

弁理士試験の予備校については、下記の記事で各社の比較を詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

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